はるちゃんと夜ご飯を食べた後、はるちゃんお風呂に行ったから、ボーっとしてたの。
ふと窓の外を見たら、木の間で何かゴソゴソしてる。

「…え」

って思った。人だった。しかも男の。真っ黒な服来てる。
見てるうちにはるちゃんが部屋のドアを開けた。

「きゃっ!だれっ!?」

「はるだよー!何言ってんの?みさき。」

「はるちゃんん。さっきね、窓の外見てたらね、庭の陰でゴソゴソしてるね、男のね、人がいたの。」

「はぁ?強盗じゃないの?それ。どれどれ」

「あそこらへん。」

「いないじゃん。気のせいじゃない?」

「そーかなぁ。」
でもでも、門が開いてるし。
その時


―――…ドクン

心臓が鳴った。

「もしかして。」

「みさきー、テレビ見よ!」

「うん!」

そんな訳ないよねってカーテンを閉めた。