「ここは・・・・どこ?」

クロメは汽車の中で周りを見て、エメルに聞きました

「ここは・・・・汽車の中だよ。」

エメルはどう説明したらいいか解らずに

「汽車はね、クロメを家まで送ってくれるんだ。」

「・・・クロメのいえはきょうかいだけ。きょうかいにむかうの?」

・・・・・沈黙

「え・・っと・・・・・ね、この汽車は・・・・クロメの新しい家に行くんだよ。」

「クロメのあたらしい・・・・・」

「クロメは、1回教会から出て、僕の家に行くんだよ。」

「おにいさまの、いえ?」

「お兄様?う・・うん!そうだよ、僕の家に来て毎日を過ごすんだよ。」

「また・・・・・きょうかいには、かえることは、できますか?」

「うん、出来るよ。」

「よかったです・・・・・」

「よし、ついたよ。」

窓を見ると大きな館がありました

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「ほら、行こう。」

手を引かれてクロメは館の中に入りました