私は諦めない。

「じゃ!次〜!」


次は・・・


「あんたじゃないの?」


あんたって・・・こいつは・・・って、私?!


「あ、え?!あ、私だ!え、え〜と元5年5組の藤咲莉緒です!好きな教科は体育と音楽で、好きな食べ物はいちごです!よろしくお願いします〜」


びくった・・・


「翔太、こいつしってたの?知り合い?彼女?w」


「はぁ?!彼女とかなんで!」


しまった、つい彼女という言葉に反応してしまった・・・


「お前に聞いてねーよwなんでそんな反応するしw好きなの?w」


「はぁ?なんで?こいつよりももっとかっこいい男子いるし!こいつなんかクズ!w」


「じゃあなんで?翔太、なんでこいつのことしってんだよ。w」


「はぁ〜。去年同じクラスだし、昨日入学式の手伝いで一緒だったし。」


「そうそう。ただそれだけです〜。」


「ちぇ。つまんねーの」


「はいはい!そこ静かに〜!!じゃあ次ね!」