帰ってきた!?



どうしよ!これ!本当にとてもじゃないけど!



ガチャッと部屋の扉が開いた。



「あ、あれ?く、れは??」



「おかえり?」




見られたーー



「ただいま…どうした?」



「あーハロウィンだから…と思ったけどあんまりハロウィンぽくないね?」



「そうだね。
個人的にはドストライクだけど」


「…陽、こういうの好きなの?」



疑いの眼差しを向ければ、首を振って否定するけど、絶対ウソだ!



「やっぱり~
去年だって誕生日にナース服着てくれ!とか言ってたし…こんな趣味が」


「違う違う、呉羽だからだって。」


「本当?」


「本当本当」




なんか乗せられた気もするけど…



「まあ、陽の部屋にあるメイドやナースのフィギュアには目を瞑って許す!」


「…なあ、その服、誰かに見せたりした?」



「はあ!?してないしてない。恥ずかしいなぁ!もう!
何年か前に買って封印してあったのよ!」




「ならいい。「トリックオアトリート!」



「?ああ…はい。プリン。」



はじめは驚いてたけど、意味がわかった陽は
私が大好きなコンビニ限定プリンを手にした。