空色日記




最後に走りたい…



卒部式もみんなの表情見ていると自分が惨めになってしまって、心の底から笑うことができなかった。



だからこそ、区切りをつけるためにも…



「ねえ、美波」



「どうしたー?」



「最後にさ、グラウンド走っていかない?」



「いいねー!私も久しぶりに走りたい」



「じゃあ決定!行こうか」



「先輩、私たちも一緒にいいですか?」



「咲と麻衣!じゃあみんなで走ろう!」



そう言って4人でグラウンドに向かった。