「じゃあまずレントゲンをとりましょう。」

「はい。」

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「原野さんだけ来てください。」

「は、はい。美紅。待っててね。」

「うん。」


「江口さんは病気でいつ亡くなるか分からないじょうたいです。」

「えっ?!なおすことはできますか?」

医師は首を縦にはふらなかった。
横にふった。

「そ、んな…。今日までに気づくことはできなかったんですか?!」

「……。江口さんには言っておりません。」

「……分かりました。こんなとこでわめいてる暇はありません。さようなら。」

「さようなら……。」


「優くん遅いよ~!何話してたの~?」

「まぁね!美紅が可愛いって話!」

「そうなんだ!あはっ。」

「よし!帰ろう!」