「なぁ、雪乃ー。なんで今日スパッツなんだよ?」
玲は私に言う。
「玲のスカートめくり対策。」
私は玲に言う。
「へぇ。ま、俺にも考えはある。」
………え!?
「やっぱり変態だよ…この人……」
「良いだろーが。」
「もう……。」
「雪乃だってやらしいよ。昨日だって…」
「だから言わないでよぉ…」
私が言うと玲はにやっと笑う。
「雪乃の弱点みーっけ。」
……う……
「意地悪……。」
本当に意地悪なんだから…。
でも
そんな玲だけど私は……
好きなんです。
気が付いたら夢中になってたんです。
だから
もう不安にさせないで…。
私は弱虫だから
すぐへこむし涙目になっちゃうけど
玲の側にいさせて。
意地悪な玲はたまに天敵だけど……
大切な彼氏……
旅行が終わると玲は俊君ちへ。
だけどそこには玲の両親が。
やっぱり反対されると思った玲だが、なんと認められたらしい。
会社の状況も落ち着いて来たし…
玲は病院抜け出して家と縁切ろうと置き手紙までして友達の家に暮らしながら学校をやめ就職しようとした事から
仕方なく認めたらしい。
本当に嬉しくて……。
やっと安心した。
玲は高校に戻った。
それからは前と変わらない日々。
だけど
「………雪乃、待て!!」
「やだよぉ!!」
私は玲から逃げる。
理由は
玲のスカートめくりからの逃避。
相変わらず
こんな関係なんだ。
付き合ってるけど前とひどく変わったわけではない。
でも
一つ違うのは
絶対に崩れないと信じれる絆がそこにある事。
意地悪で一緒にいるとハラハラドキドキ。
だけど
これからもずっとずっと玲だけが好きだと約束できるよ…。
どんな波乱も二人で乗り越えてくんだ。
☆END☆