俺様愛用!?



びくびくしたり

一緒にいるとハラハラドキドキ。


だけど


もう離れられない。


私の負けだよ……。


「俺とお揃いだ。喜べ。」


玲はそう言うと左手の薬指を見せる。


玲……。


「ありがとう…。」



よかった…。





本当に嬉しいの。


もう不安にならなくていい?


玲は私だけのって信じていいんだよね?


不安になったり


嬉しくなったり


傷ついたり


恋にはいろいろある。


でも


乗り越えてくんだ。


いろいろなものを…


玲と……


「つけてやるよ。」


玲はそう言うと私の左手の薬指に指輪をはめた。


……わ……


はめてもらうと私は指輪を眺める。


「玲…ありがとう。大好き…。」


やっと素直に言えた言葉。


すると


「そんなんだけじゃ足りるかばーか。」


玲は私を抱きしめた。


……え……


「玲…?」


「もっと愛が欲しいわ。」


玲はそう言うと私の体を離し私を見つめる。


……え……


そして


「………ん………」


キスをした。


最初は優しいが段々激しくなる。


また


熱再発しちゃうかも…


玲のせいで……


おかしくなっちゃうよ私……。


不安だけど


玲が本当に大好きでもっともっとって……


今日は本当に寒い。


そんな時は温もりが愛しい。



昨日まで寂しくて辛くて…


それを埋めるかのように私と玲はその日の夜、結ばれた。


怖くて不安で……


玲はそんな時でも意地悪だからひどいよ。


でも


本当に幸せで……


私達の関係は入学式での出会いから本当に変わってた。



でも

相変わらず玲の意地悪は続く。


「雪乃、昨日はかなり可愛かった。とくに…」


「やだぁ。言わないでよぉ…」


翌日から意地悪絶好調。


私は涙目気味。