俺様愛用!?




何もわからないまましばらく歩くと……


「着いた。」


玲が言うと私はびっくり。


着いた場所は……教会。


「な、なんで!?」


教会の周りには可愛らしいたくさんの雪だるまやサンタやトナカイの置物。


そして大きなクリスマスツリー。


なんか可愛い……。


一日遅れのクリスマスってそういう事か。


「よし、ここでやるか。」


「へ?」


何を……?



「雪乃、一日遅れだけどメリークリスマス。」


玲は笑って言う。


「あ、メリークリスマス…」


私も言う。


「よし、じゃあ始めるか。」


「…………?」



玲はそう言うと笑った。


何…?


すると


「…雪乃。」


「は、はいっ…」


何?


「俺を幸せにする事約束しやがれ。」


玲が言う。

は、はい…?


「は、はい…」


何なんだ?一体…


「俺も約束する。お前を世界で1番幸せな女にしてやる。」


……え……


「世界で1番幸せ?」


「そうだ。だから雪乃とは絶対ずっと一緒だ。覚悟しろ。」


……玲………


「う、うん……」


「よし。絶対だからな。じゃあツリーにぶら下げてるブーツ取って来い。」


……へ?


「あ、うん…」


私は玲の言う通りにブーツをツリーから取る。


「よし。中からプレゼント出せ。」


私が取ると玲が言う。


私はブーツからプレゼントを出す。


すると


………え………


綺麗……。


シルバーリング。


星がついてて可愛い。


「これ…」


「俺の女って証だよ。」


……玲………。


「ありがとう。嬉しい…」


最初は本当に嫌だったのに…


もう玲が本当に好きになってた。

気が付いたら惹かれてた。


今は違うの。


今なら


玲の側にいてもいいかなぁって思えるんだ。