「どうしよう…」
熱はなかなか下がらない。
気が付いたらクリスマスに。
今年は一人ぼっちだ……
寂しいなぁ……。
窓の外を見ると雪が降っていた。
ホワイトクリスマスか。
小さい頃から
憧れてた。
好きな人とホワイトクリスマスを幸せに過ごすの。
こないだまで叶うと思ってたのにな……。
気が付いたら大嫌いから大好きになった彼はもう……
会わないで一週間経つ。
このまま自然消滅なのかな………。
私は涙を流しながら考える。
すると
〈ピーンポーン……〉
………え………
家のインターホンが鳴る。
私は立ちくらみを心配しながらもベッドから起き上がり出る。
〈ガチャ〉
「ど、どちら様で…」
すると
―――グイッ
………え………
突然、抱きしめられた。
この匂い…
この温もり………。
「玲……?」
なん…で……?
「会いたかった…。」
大好きな玲の声。
「ゆ、由利恵さんはいいの?」
私は玲に聞く。
「…何、誤解しやがる。このバカ女。」
「………へ?」
玲は私の体を離す。
「前は親の言いなりであいつと仲良くしてたよ?でも、今は自由になりたいって思えたんだ。」
……え……
玲………。
「じゃああのキスは?」
私は玲に聞く。
「キス…?あー、あいつがしてきたんだよ。俺が雪乃に会いたい言ったら。」
「………え………」
じゃあ……
「親に絶縁宣言してきた。」
「え!?」
ぜ、絶縁!?
「認めてもらうまで俊んちにいる事にした。」
「そ、そんな…」
じゃあほとんど私の誤解……
「病院抜け出して来たしかくまれ。」
玲は笑って言う。
こ、この人はー!!


