俺様愛用!?





「私、離れられません…」


「見たでしょ?二人を。あなたなんかより由利恵さんのが良いのよ。」


玲のお母さんは私の話を聞いても全く気持ちは揺れなさそうだ。


「で、でもっ…」


「とにかく…反対ですから。」


そう言うと玲のお母さんは離れた。



だめ…だ。



やっぱり玲の力も必要だ。


やっぱり


婚約者なんか気にしない。


玲にちゃんと会って……



話すの。


昨日のデートの埋め合わせについても話さないと……


複雑な気持ちを抱えながらも私は再び病室へ。



だけど



………え…………



病室を再び覗くと玲と由利恵さんがキスしてたんだ。


うそ………。


玲……。


玲は何考えてるの…?


俊君の言葉が頭にまた浮かんだ。



もしかして玲は私より由利恵さんを…



どうしたら良いかわからない。



私は走って家に向かった。


病室には入れない。


玲とちゃんと会えない……。


思い出が頭にいっぱい浮かぶ。


私は


離れるべき……?


玲との事はみんなみんな



夢だったって言うの…?





玲とどうなるんだろ…


この先。


突然すぎたよ。


あんなの……



本当なら由利恵さんの居場所は私の居場所のはずだったのに……


違うの……?



それから病室に行きづらくて…


玲のいない終業式を終え、冬休みは始まった。


旅行…行けないなんてね。



どうしても足が病院へ向かわない。



玲の事……信じたいよ?


でも


あのキスが頭から離れなくて……




「大丈夫なの?雪乃…」


香奈ちゃんが心配して冬休みの始め、家に泊まりに来た。


「香奈ちゃん…玲ともうこのまま離れるのかな…?」


私は香奈ちゃんに聞く。


「玲信じよ。」


香奈ちゃんは私に言う。


信じる…か。