俺様愛用!?






〈ガチャ〉


「雪乃ー!!こっち!!」


カフェに入ると香奈ちゃんが私を呼ぶ。


香奈ちゃんの隣は知らない男子。


誰……?


私はとりあえず二人の元へ。


「いきなりごめんねー。」


「ううん…」


私は二人と向き合い座る。


「あ、この人はイトコの俊君で…玲の友達!」


香奈ちゃんが彼を紹介する。


………え…………


玲の友達……?


「初めまして。香奈から話は聞いてるよ。まさか玲が香奈のクラスメイトだなんてね。」


「本当!偶然だよね!」


偶然だなぁ…


でもなぜ玲の友達が?



「今日、そっちに由利恵行っただろ?」


「……へ?」


私は俊君を見る。


「玲の両親に病院から連絡来て、両親は由利恵に連絡して行かせたらしいんだ。」


「そ、そうなんだ…」


玲の両親が……


「雪乃ちゃんが玲の彼女だって聞いてびっくりしたよ。あいつ、由利恵が好きじゃないんだなぁって。」


「………え?」


「あいつ、今の学校来る前は俺らの地元の中学で…由利恵と仲良かったんだぜ。」


「………え………」


「婚約者っていうの嫌がってなかったみたいだし。良い雰囲気に見えたよ。」


………え………


「でも高校は良い所行かせたいって両親が玲をこっちへ一人で暮らさせた。それで二人は離れたんだ。」


そんな……


じゃあ玲は…


「でも今は雪乃が好きなんだから。婚約者なんか関係ないよ。」


香奈ちゃんが言う。


「あいつは由利恵に会ったらどんな気持ちなんだろうな。あいつ次第だよ。」


玲次第…?


「玲が由利恵さんを好きだって言うの?」


香奈ちゃんは俊君に聞く。


「わからない。雪乃ちゃんと揺れるかもしれな…」



「わ、私は玲を信じるよ。」


私は俊君の言葉を遮り言う。


だって


お父さんに必死になってくれたもん。


玲は大丈夫だよ……。


そう信じたいの……