「れ、玲君っ…どこ行くの?」
「良い所♪」
「え?」
玲君は
いつもの玲君に戻ってた。
もしかして
私、玲君の罠にひっかかった…?
わざと離れたのかな。
玲君は…
「ねぇ、玲君。なんでいきなり離れたの?」
私は玲君に聞いてみる。
すると
「雪乃にああ言わせたかったから♪」
玲君は笑って言う。
「へ?」
「さっさと俺の女になってほしいから。あー…楽しかった!雪乃の寂しそうな顔見るの♪」
玲君はにやにや笑いながら言う。
「さ、寂しい顔なんてしてないもん…」
私は玲君に言う。
楽しむとかひどいよ玲君…
「へぇ…あんな事言っといて?俺が頭の中にいっぱいいるんだよな♪」
玲君はにやっと笑い私に顔を近付けて言う。
「そ、それは…」
「素直になれよ。俺の女になりたいんだろ?」
「………っ……」
玲君にはかなわない…。
「雪乃の負けだな。ま、俺の女になったからには俺のルールに従え。」
「……え……」
玲君のルール?
「他の男とは絶対話さないとか?」
「………え……」
「雪乃にいっぱい意地悪したいな♪付き合ってんだし。」
「………っ……」
い、意地悪って……
「雪乃を独占できるなんて最高じゃん。」
独占………。
なんか玲君と付き合うのは大変かも。
「独占かぁ……」
「じゃあまず最初の命令は俺の事、玲って呼べ!」
め、命令?
玲君を呼び捨て……。
「れ、れ、れ…」
なかなか言えないよぉ。
すると
――ドキッ。
玲君は私の耳を甘噛み。
…ひゃあ〜。
「言わないとどうなるか分かってる?」
玲君は妖しい笑みで私に言う。
み、身の危険っ…
「れ、れ、玲っ…」
私は言う。
すると玲君はにやっと笑った。
玲君って本当意地悪っ…


