俺様愛用!?



「あの…」


玲君は私を真っ直ぐ見つめる。


だめだ……。


でも……



「玲君なんか大嫌い…」


「……は?」


「嘘だったんだ。みんなみんな。本気って……最低だよ。」


言いたい事は考えてみたらいっぱい。


玲君は黙ってる。


「もうやだ。玲君に振り回されるのは…。頭の中、もう玲君でいっぱいで嫌だよ。本当に嫌だったはずなのに…。」



私は自分の気持ちを素直に伝える。


「玲君ひどいよ。もう無理…。私…」


すると


――グイッ。


……え……


玲君はいきなり私を抱きしめた。


は、はい?


「やっと聞けたなその言葉…」


………え………


「れ、玲君?」




「もう待ちくたびれたよ。」



………はい?


「玲君…あの…」


「俺を待たせた罰決めないとな。」


「………え!?」


すると



………!?


玲君はいきなり私の唇を奪った。


しかも


「んっ…」


激しいキス。


れ、玲君〜!?



キスが終わると玲君はにやっと笑う。


……玲君〜。


すると


「玲、どういう事?」


玲君の幼なじみは玲君に聞く。


「お前は友達だ。悪いが俺の女は雪乃以外有り得ないから。」


玲君はそう言うと私の手を強引に引き教室を出た。


れ、玲君?



授業をさぼった初めての日。


夢みたいだった。


まさか


自分が玲君に本気になって

彼女になるなんて…



でも


付き合って終わりもはずもなく。


さらにドキドキな毎日になる。


玲君が好き。


それはまだ


なんか素直に言えない。




でも


段々気付いた。


玲君と離れてると

寂しい。


好きか嫌かって言われたら


今はどっちが上なんだろう。