俺様愛用!?




集合時間になると


玲君と私は集合場所へ。


バスに乗り込むと二人して爆睡。



家に帰っても玲君…いるんだよね。



最近


なんか玲君意識しちゃう。


私は自分の気持ちに気付けなかった。


だから…




「……転校生?」


「そう!超美人!!」



――校外学習から数日。


早速波乱が………。




「へぇ。」


「……いいの?」


「へ?」


私は香奈ちゃんを見る。


「さっき見たんだけどさ、玲とその転校生がべたべたして歩いてた。」


「………え………」


「玲の幼なじみらしいよ。」


「へぇ…」


玲君…。



「どうするの!?玲とられちゃうかも…」


「い、いいよ私は…」


玲君とはそんなんじゃ…


「まぁいざ二人の姿見たらそんな事言えないよ。」


「………へ?」


すると



〈ガラッ〉


「やだぁ!玲!」


………え………


突然、見た事ない綺麗な女の子が玲君にべったりくっつき楽しそうに話してる。


玲君も楽しそう。


「どういう事?玲君、雪乃ちゃんと別れたの?」


みんなが騒ぐ。


―――ズキン。


なんで痛む……?


「玲く…」


私は玲君に声をかけようとする。


だけど


玲君は私を無視。


………え………


なんで……?


その日からだった。


家でも学校でも


玲君は私を避ける。



転校生の女の子の名前は

山代ありさちゃん。


玲君とは小さい頃から一緒。


でも玲君が転校してから会ってなかったらしい。


玲君は彼女と再会してから


彼女とばっかいる。


玲君……。


普段本当に嫌だった玲君が


離れるとなぜか寂しい。


玲君…私には本気じゃなかったんだ。


なんで


ショックなのかな……。