俺様愛用!?





そして


最後はというと……



「これ行こう!」


「え!?」


私はびっくり。


だってそれは



「お、おばけ屋敷…」


「拒否権なし…」



「や、やだやだ!!」


「人の話聞いてた?」


「……うっ……」


玲君……。


「ほら、行くぞ。」


「や、やだぁ……。」


私は泣く。


「だめだ。俺のペアは絶対お前!」


「やだぁ!!」


玲君ひどい!!!





でも


結局……



「……ック……ヒック…」



私は玲君にくっつき歩く。


そんな私を見て玲君はにやにや笑ってる。



すると


「きゃっ!」


いきなりおばけが出て来てびっくりした私は玲君に抱きつく。


「あれ?雪乃、積極的♪」


玲君は笑って言う。


……はっ……


「ち、違うもんっ…」


私は慌てて玲君から離れる。


だけど



「雪乃?置いてくぞ?」


玲君は先に歩き出すのになかなか私の足は動かない。


怖い…


すると


「仕方ないな。」


玲君はいきなりその場にしゃがみ込む。


………え………


「な、何?」


「おぶってやる。」


「へ?い、いいよ…」


「じゃあこのまま歩く?」


「………っ………」


怖い…もんね。


私はそっと玲君の背中に近付く。


おんぶ…なんて


私が乗ると玲君は立ち上がり私をおぶる。


玲君の香水の匂い…

暖かい温もりにドキドキする。


すると


「重いな。」


「え!?や、やだ…」


「うーそ!」


私が言うと玲君は笑って言う。


もう……。


「雪乃、結構胸あるじゃん。」


玲君は笑って言う。


なっ……!?


「へ、変態…」


私が言うと玲君は笑う。


たまには

玲君も優しいんだね…

たまにはだけど……。