「なんで?付き合ってるのに…」
玲君は私の髪に触れ言う。
「付き合ってるなんて認めてないです…」
私は玲君に言う。
「なんで?キスもしたし宣言もした。」
「そ、それは玲君が強引に……」
「もうお前は俺のものなんだよ。」
玲君は私の頬に触れ言う。
「……う……」
「そんな表情すんなよ?」
玲君は綺麗な瞳で私を見つめ言う。
外見完璧中身やばい。
そんな玲君の事私は……
「ブサイク。」
玲君はそう笑って言うと私の頬をつねる。
……う……
本当に……嫌です。
玲君〜!!
「ふんだ。」
私は玲君から顔を背ける。
もう玲君は〜。
すると
「雪乃、こっちむけよ。」
「や、やだ…。」
「キス……させてよ?」
玲君は私の耳元でそう囁く。
―――ドキッ。
「だ、だめ……。」
「どうして?」
玲君は私に聞く。
「わ、私は嫌なの…」
私は玲君に言う。
「だーめ。」
玲君はそう言うと私を自分の方に引き寄せキスをした。
…………っ……
ま、また強引な……
みんなはちょうど映画に夢中で私達がこんな事になってるだなんて知らず。
………うっ………
キス三回も奪われたよ…
玲君に……。
「れ、玲君!!」
「キスしたし寝るわ。お前も寝ろよ。」
玲君は平然としてる。
なんか
く、悔しい!!
「玲君のバカ!!」
私はそう言うと瞳を閉じた。
もぉ嫌!!!!
なんでこんな事にー!?
玲君とはいつもドキドキな関係。
あー…
私、いつも安心できません。
玲君のせいだよー。