「雪乃〜!」


――ビクッ。


今日もやって来る…。


高校に入って二ヶ月。


私には“天敵”ができた。


―――ヒラッ


………!!


「きゃっ!」


「今日はくまさん柄か!子供だな!」



彼は私のスカートをめくりパンツを見ると笑って言った。


守山玲!


私の苦手な男子なんです…



「玲君のバカァ…」


私が涙目でいると彼はにやにや笑ってる。



彼は私をいじめるのが好きらしい。

私は泣き虫弱虫だから玲君はターゲットにしたとか。


因みに私以外には普通。


彼はかっこよくスポーツ万能で成績も良いからモテるが私にとっては1番苦手な男子なのです。



「もぉ、嫌!」


私はそう言うと玲君から逃げた。



私は藤村雪乃。


高校一年。


だけど幼い。


性格も外見も。


外見は背が小さく子供みたいなのが好きでいつも前髪には花のピン留めをしているし、顔も少し幼いのかな。



性格は泣き虫弱虫な所が高校生になってもあるため。


どうしようもない女です。



そんな私は毎日玲君から逃げ回ってる。



毎日ハラハラドキドキです。









―――――


「うぅ…香奈ちゃーん!」


「あ、雪乃!」


私は教室に着くと親友の香奈ちゃんの所へ行く。


「玲君にスカートめくられたぁ…。」


私は香奈ちゃんに言う。


「全くあいつは。雪乃が弱いからって。本当しょうがないんだから。」


香奈ちゃんは私のお姉さんみたいに優しく頼りになる親友。


香奈ちゃんは私の味方です。


「もう玲君嫌…」


ひどいよ。


なんで私にばっかり…


もう嫌〜!!!