~春の章~

あなたは、スキップでもしながら軽快に、真っ暗な街を歩いている。

あなたは、途中で転んでしまった。

コンクリートに體を打ち付けてしまった。

泪で視界が潤んでいたが

その時視界に広がった、春の風が運ぶ満開の桜

桜は、きっと神様からの贈り物だろう