私が幸せになるまで。





元が白かったから焼かなくなるとすぐに元に戻り、それと同時に腕や足の傷が目立つようになった。



ミオに知られたくなかった。



この傷が恥ずかしかった。

嫌われたくなかった。





いくら長袖を着て隠していても、エッチをすれば全部脱ぐわけで、すぐにバレた。






「なにこれ…?」



ミオが、今まで見た事ないような顔をして聞いてきた。






「自分で切ってんの。ハハッ。」




私は出来るだけ明るく言った。

平然を装って。






「キモッ!
流行ってんの?」




ミオは、いつもの調子だった。

自殺願望のある人が自傷行為をするということを知ってか知らずか、私がどんな気持ちでこんな事をしているのか、聞いてこなかった。



それに私は、死にたいわけではなかった。



いや、正確に言うと、その瞬間だけ無性に死にたくなる。



でも、常に死を考えているわけではない。



冷静になると死にたくないんだけど、その瞬間だけは消えてなくなりたくなる。




そんな感じ。