彼の名前はミオ。
私より三つ年上の16歳で、暴走族の総長をしているらしい。
ミオの携帯からは、度々女の子からの電話があった。
「セフレがちょー重たくてだりぃー。」
「ヤリチンが!」
リョウマくんに小突かれて、八重歯を見せていたずらに笑うミオ。
体は大きくてイカツイのに、顔は小動物みたいなミオ。
いろんな女の子からモテモテのミオ。
リョウマくんが、小者に見えるほどオーラがあるミオ。
私は、ミオの虜になった。
私はいつだって、みんなからチヤホヤされている人が好きだった。
みんなの注目を浴びている人が好きだった。
私は、リョウマくんの目の前で連絡先を聞いた。
「えー!笑
なんかやだ。」
初めて連絡先を自分から聞いたのに、断られた。

