学年が上がれば上がるほど 学校の同級生や、事務所の人、近所のおばさん 色んな人にチヤホヤされ過ぎて、私は物凄いワガママになっていた。 そんなある日、私はオーディションを受けることになった。 「香那ちゃん、これに受かったらTVに出れるんだよ。」 コマーシャルのオーディション。 「香那ちゃんなら絶対受かるよ〜!」 そんなの分かってる。 余裕だった。 受からないわけがないと思っていた。 だって私、こんなに可愛い。