妖しの姫と天才剣士




「で、結局総司で良いんだな?」

「……はい」


渋々。


誰もつい来ないなんて無理だし。


行きたいなんて言ったの自分だし。


短い距離だからそこまで気まずくはならないと思う、よね。


何だか私の都合に合わせて貰うのはとてても申し訳ないけど。



「じゃあ、俺が総司に話は付けとくからお前はそれまで部屋でじっとしてろ」



先に出てしまった土方さん。


私は言われた通りに自分の部屋へと戻った。