妖しの姫と天才剣士




軽く言われた総司の言葉に私は切れた。



「そんな心配いらない! 簡単に私が死ぬとでも⁉︎」


そんな柔な鍛え方はしてない。



「足手まといだ」



斉藤さんにキッパリ、それはもうスパッと切られた言葉。


それは一瞬の内に燃え上がった私の反抗を全て奪い去っていった。



「土方さんが言われた通りだ。この戦いは己の力を見せつける場所ではない。

茅野、お前の身柄を押さえておくためのものだ。

肝心のお前に動かれては戦闘の最中もお前のことを気にかけながら動かなければならない。

残念ながら、この相手で俺たちはお前を気にかけながら動くなど無理だ」



つらつらと並べ立てられた言葉は相手の事を考えて出された言葉ではない。


ただ、第三者として客観的に述べられた言葉。


私情なんて一つも挟まれていない。


それがこんなにも突き刺さるだなんて思ってもなかった。


くそっ……。


私は、



こんなにも役に立てない奴だったの?


ただ、守られていることしかできないだなんて。