妖しの姫と天才剣士




「どうやら、呪符の結界で閉じ込められたようです」



こんな場所でも山崎さんは冷静だ。


土方さん、斉藤さん、総司は刀を抜き、山崎さんは懐に忍ばせていた苦無を取り出した。



負けない。負けれるもんか!



「アハッ! 面白いねぇー。ただの人が僕に、僕たちに敵うわけないのに!」



広げられた手から落とされた呪符が破裂する。



「はぁ?」

「うっそぉー。何あれ〜」



土方さんと総司が声を上げる。


そこから出てきたのは妖。


全員が嫌そうな顔をした。



厄介そうだな。


しかも、数が多い。


目も真っ赤で興奮してるし。


やばいな。これは。


無意識に私は柄に込める力を強めた。