妖しの姫と天才剣士




「誰がそこで見てやがる。隠れてないでさっさと出てこい」



え?


土方さんのその言葉の意味が分からなかった。


でも土方さんの言った直後、私にも分かった。


殺気とも違うけれど悪意の込められた視線。


総司も一度は収めた刀に手を掛ける。





「嫌だなぁー! そんな敵意を示さなくても良いじゃないかー」



すとんと殆ど音も立てずに私たちの中心に降り立った由羅。


彼は無邪気さとはかけ離れた笑顔を浮かべた。



「しっかし流石だねぇ〜。あれだけの量を一気に片しちゃうなんて」

「これはテメェの仕業だったのか」

「うん。次いでに言えば君たちの仲間を怪我させたのもぼ〜くっ」