それから、4人で外食に行ったあと、俺は風呂に入った。
「はぁ~……」
やっぱり風呂は落ちつくな。
外食のときは俺と桜菜は気まずい雰囲気で、ほとんど話さなかった。
桜菜も、複雑な気持ちは同じなんだな。
風呂からあがると、タオルで髪の毛を拭きながら着替えのTシャツを持って2階へあがる。
桜菜は俺より先に風呂に入ってたから、ヒマしてるかな。
2階へあがると、桜菜の部屋から話し声が聞こえた。
電話……?
俺は気になって部屋に入った。
「桜菜―……?」
すると、桜菜はあわててなにかを持った手をうしろに隠す。
「なにしてんの、お前」
「い、いや……」
「誰と話してんの?」
「その……お父さん、だよ」
少しうつむきながら、持っていた写真を俺に見せた。



