次の日の朝。
「じゃあ、いってきまーす!」
今日は寝坊せず、ちゃんと起きられた。
「桜菜、今日は早めに帰ってくるのよ」
「はーい」
ゆうべは今日から始まる同居のことで頭がいっぱいで、あんまり眠れなかった。
家を出ても頭の中にはそのことしかない。
あーあ、本当に大丈夫かな……。
私、どっちかっていうと男子ニガテなんだよなぁ……。
結構、人見知りだし。
林は例外だけど。
その息子さんとうまくやっていけるのかな。
ヤンキーとか不良とか、怖い人だったらどうしよう。
もう、その場合は家出しよう。
うん、そうしよう。
でも、だからって無口でクールな人もちょっとイヤだな……。
自分から話しかけられるタイプじゃないから、フレンドリーな人がいいな。
そんなことを考えているうちに、学校に着いていた。



