「今日から荷造りして、明日、桜菜が学校から帰ってきたら、その男性と息子さんの家にお邪魔するからねっ! 学校もこの家から行くよりも近いし、今までよりちょっと長く眠れるかもよ」
え?
つまり、相手の家に私も一緒に引っ越す……ってことだよね!?
そんな勝手に決めないでよ!
でもお母さんはウキウキで、もう今さらイヤだなんて言えない雰囲気……。
「そんな不安そうな顔しなくても大丈夫! その男性はとっても優しくて紳士で……ステキな方なの! それに、息子さんは桜菜と同い年だから、仲よくなれるかもよ!」
いやいやいや、そういう問題じゃないよ、お母さん……。
……でも、お母さんを応援するって決めたんだから、応援しなきゃね。
お母さんの幸せが、私の幸せでもあるから……。
「さ、さっさと晩ごはん食べて荷造りしましょっ」
「う、うん……」
とはいえ、やっぱり不安だな……。
はぁ、いったいどうなるんだろう。



