△▽△▽△▽△▽△▽ 季節は7月上旬 いつも行く屋上も息苦しい教室も暑くなってきた。 「蓮ー!」 今日は珍しく優衣さんがあたしの教室まで来た。 「はい」 「壱架呼んでた」 わざわざ1階まで来てくれたんだ。 前に話してた時、1年はあんまり好んでないから1階には顔を出さないって言ってた。 「ありがとうございます」 「いいよいいよ!」 廊下や教室にいる皆はあたしを睨んだ。 やっぱ僻みなのかな? よく分かんないや。