*・*・* それから屋上に行くとほぼ毎日、壱は居た。 で、毎回 「今日も傷増えたなー」 って笑うの。 「痛い?」 「あんまり」 お腹とか胸以外の痣とかは全部手当てしてくれる。 そーっと優しく。 「あ、そーいえば友達たまに来るかもしれない」 きっとあたしがあんま人と話したがらないから気をつかって聞いてくれたんだと思う。 「いいよ」 「さんきゅ」 「・・・うん」