「……そうだよね。これじゃ、楽しくないよね……うん。私、明日菜に会ってくる」 私の決意を聞き終わった公生くんは、いつも授業中に見せるあの笑顔で、フッと笑った。 「それじゃあ、明日、6:00に」 そう言って、私の方へ歩いてきて、すれ違いざまに耳元で囁いた。