「お、覚えてるの!?」
「覚えてるよ。確か、俺が優衣のこと好きになったのも、その時だし……」
え? こ、公生くんも私のこと、ずっと好きだったの!?
「な、なんで?」
「なんでって、そりゃ、その……可愛かったから……」
嘘!
じゃあ、私たちはお互い2年もそれぞれ想い続けてきたってこと?
「なーんだ、私たち、もっと早くからお互い勇気出してたら、修学旅行一緒に回ったりとかできたのにねー」
「いやいや、これでよかったんだよ、俺たちは。2年、想い続けた分、溜まって、それで優衣のこと、もっと好きになれたんだし、これで……」
確かに、公生くんの言う通りかもしれない。
いろいろあったし、これからもっといろんなことがあるんだろうけど、私たちには私たちのペースがあって、早い、遅いは関係なくて。
これから公生くんと過ごす時間の長さとその内容が比例するのが、一番なのだ。



