確かに、公生くんは、かっこよくて、優しくて、時々照れたりするところが可愛くて……。
でも、それだけじゃないのだろうか。
たったそれだけで、もしダメだったらなんて考えを持っていたし、ダメで元々って感じだったし。
自分に対して、卑屈になってたんじゃないだろうか。
そんな卑屈な状態で、周りも見えないくらいまっしぐらだった明日菜と一緒になったほうが、公生くんは幸せになれるんじゃないだろうか。
私じゃないと公生くんを幸せにできない。なんてことはない。
公生くんの幸せを考えるなら、それは、明日菜の方が……。
そして、私が幸せにできる人は、きっと私のことを大事にしてくれる、思ってくれる人で……。
いつも笑顔で、おもしろくて、いろんなことを教えてくれて、土砂降りの中、私を助けてくれるような、そんな人で……。
私が好きになるべき相手は、公生くんじゃなくて、きっと____



