翌朝、学校に行くと、教室には、自分の席に座って、本を読みながら前髪をいじっている公生くんの姿があった。 「じゃあ、明日から。放課後、ここに集合で」 昨日の出来事が今でも夢のように思える。 あの憧れの公生くんと一緒に話しただけでも、十分、嬉しいのに、背中をなでなでされて、しかも、頭に手をポンッと置かれて……。 はあ~好き! 公生くん、好き!!