……へ?
「あ、いや、病気なのに一人って大変そうだから」
ええー!?
あ、あの公生くんと二人っきりで夜を?
だ、ダメでしょう! いや、嬉しいけど、ダメでしょう!
「こ、公生くんのご家族とか心配すると思うし……」
「あー、それなら大丈夫。うちの両親、バスツアー中でいないし、姉貴は、部屋にこもって執筆だろうし」
「ええー? で、でも、その、移したら、迷惑だし……」
「そん時は、看病してくれよ」
いやいや、え、でも……。
私が戸惑っていると、公生くんはカバンを持って立ち上がった。
「そうだよな。俺たち、付き合ってるわけでもないんだし、よくよく考えたら、変だよな」



