レインリリーで待ってる






それから私は、公生くんといろんな話をした。




専ら、私が今日の学校での出来事を質問して、それに対して公生くんが答えるって感じだった。




それから話は、交換ノートの話になった。




「あれから待ってんだけど、一向に書いてこないよな」




「えー? あ、ごめん……忘れてた」




「いいよ。忘れたままで。別にもうやめればいいだけの話だし」




「えー? でも、待ってるんでしょー?」




「もう待ってない」




「えー、じゃあ、書かないよー? いいの? ねえ?」




公生くんが、黙った。




「ご、ごめんね? すぐに書くから……」




しかし、公生くんは黙ったままで、コーヒーのなくなったカップをじっと見ている。




「公生……くん?」




私の問いかけに公生くんは、やっと顔を上げた。




神妙な面持ちだ。




「優衣……あのさ……」




これって、まさか……告白!?




「は、はい!?」




背筋を伸ばしながら、そう返事した。すると、





プルプルプル




家の電話が鳴った。