晴さんのその言葉に、私は驚きを隠せなかった。 公生くんが親から捨てられた? しかも、それがあの公園で? 「あの……えっと……何て言えばいいか……その……ごめんなさい!」 そう頭を下げる私に、公生くんは近づいて、顎を持ち上げられた。 「え? ちょ……あの……」 「気にすんなよ。昔の話だし、それに、姉貴が勝手にしゃべったことだし」 そう優しく言った。