「ん……。」 目を開くと眩しい世界が広がった。 隣には私の手を握りしめている男の子。 「優美!?せっ…先生、優美が目を覚ましました!!!」 男の子は慌ててナースコールを押す。 「…。」 「…。」 私達は見つめ合った。 「ー…優美。目を覚ましてくれて良かった。本当に良かった。俺、守ってやれなくてゴメンな。」 私の手を握っている男の子ー…。 それは………