「ごめん…
美味しくて、つい…」
小夜ちゃんが小さくなって謝っている原因は…
あたしがお弁当を食べてる間に二人でクッキー全部食べちゃったんです…
「いいよ…
また、作ればいいから」
お昼に買ったココアを飲む。
「兄貴が食べ過ぎなんだよ!
クッキー嫌いなくせに!」
「体育でお腹空いてたし…」
プイッと、やっぱり悪びれた感じはない。
プンプン怒りながら、残りのお弁当を食べてる。
なんかいいなぁ…
あたしは一人っ子だから、兄弟っていいよね…
ほのぼのとした気持ちで二人を眺めた。
「美雨…
今度、弁当作ってよ!」
突然、お兄さんから言われた。
「お、お弁当ですか?」
「今日の、美雨が作ったんだろ?」
見られてたんだ…
恥ずかしい…
昨日の残りと、冷食だし…
「ムリです!ムリです!!」
とても、お兄さんに食べて喜んでもらえるものを作る自信ないよ…

