小夜ちゃんの様子を見に行くと、まだ眠っていた。
おでこのタオルを冷たいものに変える。
「ん… お兄ちゃん…」
夢でもみているのかなぁ…
その姿を見ていたら、あたしも眠くなってきた。
少しだけ…
小夜ちゃんが眠るベットにもたれかかって、ゆっくり目を閉じた。
「…さめ、美雨…」
肩を誰かに叩かれる。
「ん? 小夜ちゃん?
…熱は?」
慌てて起きると、小夜ちゃんはにっこり笑い
「まだ、少しあるけどさっきよりはマシ」
少し赤い顔だけど、さっきよりは元気そうな声で答えた。
「よかったぁ!
お腹空いてない?
さっき、シチュー作ったんだけど、食べられそう?」
「シチュー?
私、大好きなんだ!」
とっても嬉しそうに笑ってる。
「下に降りれそう?
無理なら、持ってくるよ?」
いくらさっきよりはいいとは言っても。熱が完全に下がったわけじゃない。
「汗かいたから、シャワーも浴びたいし下に行くよ」
ヨロヨロとベットから出ると、立ち上がって着替えを準備し始める。
それを支えるように、横に立つ。

