ダサい兄貴がいる友達と仲良くなる話



サッと材料とご飯を炒めて、フワフワ卵をのせる。


はい、出来上がり!

我ながら、うまくできた。


「あの、出来ました…」


テーブルの上に置くと


「もう出来たの?!

しかも、美味しそう!!」



早っ!


気がついたらダイニングに座ってるし!



「何?

スープまであるの?!

すごいねぇ!」


お皿とあたしの顔をキラキラした目で交互に見る。


なんだ、この人懐っこさは…



「冷めないうちに、どうぞ」


イケメンに見つめられ、恥ずかしくなってキッチンに、ひっこむ。


チラッとダイニングを覗くと、見惚れるくらい美しくオムライスを食べていた。

イケメンは何をしてても優雅だなぁ…


いけない…

さっさと片付けないとね!


片付け物をしながら、鍋の様子を見ると


「ごちそうさま」


後ろから声が聞こえてきた。


「キャァ!」

ビックリして振り返ると、そこにイケメンが立っていた。


「そんなビックリする?

小夜、起きちゃうよ?」


あははっと笑いながら、お皿を流しに置く。


「それは、何?」

あたしが、鍋のフタをもったまま固まっていたからヒョイっと鍋を覗き込んだ。


「あっ、シチューです。

今から、煮込めば夕食には間に合うかと。

今日はご両親の帰りが遅いと伺っていたので。

小夜ちゃんが食べられるように…」


勝手に作って迷惑だったかなぁ…


まだ、たっぷり野菜の鍋を見つめて言った。