小夜ちゃんに雑炊を食べさせて、薬を飲ませた。
そのまま、少し寝ると言うのでそっと部屋を出た。
リビングに、行くとまだイケメンがテレビを見ている。
あたしに気付くと
「美雨! 遅い! 腹減った!」
ギロリとニラまれ、縮こまってしまう。逆らうことも出来ず、
「あの…何を作りましょか?」
食器を流しにおきながらイケメンに尋ねた。
「寒いから、あったかいもんがいいなぁ…
シチュー作ってよ!」
「シチューですか…
いいですけど、煮込みに時間がかかりますよ?」
「じゃ、おでん!」
「それも同じで、煮込みに時間が…」
この人、なんなの?!
好き勝手に、食べたいもの言って…
食器を洗う手に力がこもる。
「じゃぁ、何ならすぐにできるわけ?!」
あたしの様子を気にすることなく、イライラ口調で返してきた。
「玉子丼なら、簡単に出来ます。
麺類も、大丈夫。
あとは、オムライスも比較的早いかも」
「オムライス?!
食べたい! それがいい!」
さっきの口調は、どこへやら。
目をキラキラさせてこっちを見始めた。
うっ…
イケメンにあんな顔されたら、何でも作っちゃうよ…
「はい、わかりました」
冷蔵庫から材料を取り出し、作りにかかる。
オムライスなんて子どもっぽいもの好きなんだなぁ…
あたしも好きだけど!

