ダサい兄貴がいる友達と仲良くなる話


〜宇宙side〜

コンコン…



来た…

「どーぞ」


スーー…


はぁ…


大きく深呼吸。


自分から誘っといて、こんなに緊張するなんて…


美雨も緊張してるんだろうなぁ…


ドアの向こうで、入るのためらってるんだろう…

でも、時間かかりすぎだろ…


迎えに行ってやるか…








ガチャ…




ゆっくりドアを開けると…





ゴン!!



廊下の壁に何かがぶつかった音…



ドアから覗き込むと、美雨が座り込んでる。



「何やっ…」

「美雨?!

大丈夫?!!」



声をかけようと思ったら、小夜が隣の部屋から飛び出してきた。

めんどくさいヤツが来た。

もう、小夜との時間は終わりだ!!


美雨の肩を揺さぶりながら


「大丈夫?!

どーしたの?」


「あっ、なんでも…」


「大丈夫だから、心配するな。

早く寝ろ。

美雨、行くぞ!」


言葉を遮って手をグッと掴むと、部屋の中に連れ込んだ。

これからはオレの時間だ。




バタン…





「「………」」


つないだ手から緊張が伝わってきた。

何か、何か言わないと。


「ぶつけたとこ、平気?」


「あっ、うん…

大丈夫…」


よかった…

もう、ずいぶんと遅いよな…



「…オレ、真っ暗じゃないと寝られないんだけど、平気?」



ハッと顔を上げ、オレを見つめてきた。

いきなりすぎたか…?



「へ、平気です」


ホッ。




「じゃ、消すから」

緊張してるのがバレる前に、さっさと歩き出す。








「入っていいよ」


うわぁ…

恥ずかしい…

電気、真っ暗でよかった。

とてもじゃないが、今の顔誰かに見られたら死ねる…


「はい…」



ガチガチになりながら、布団のギリギリに入ってきた。

美雨らしい…


「クスッ、そんな端っこじゃ落ちるよ?

もっとこっち来ていいから」



おなかに手を回して、グイッと引き寄せた。

細いなぁ…


「ヒャ……!!」

声を出そうとする口を反射的に抑えた。


「シッ!

静かにしてないと、小夜が来る…」



これ以上、邪魔されてたまるか!