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「おいしそ〜!」
サクサクに揚がったコロッケ。
「小夜ちゃんが手伝ってくれたおかげで、上手にできたね!」
「私は、ジャガイモつぶしただけ。
あとは、全部美雨じゃない。
冷めないうちに早く食べよ!!」
「そーだね。
あとは盛り付けるだけだから、お兄さん呼んできてくれる?」
「あぁ… お兄ちゃんね!
すぐ、呼んでくるから!」
よっぽどコロッケ食べたいのか、名残惜しそうにドアを出る最後の最後まで見つめていた。
逃げないのに!
小夜ちゃんの可愛い動きを見ながら、盛り付けに入った。
シドさん、一緒に食べられたらよかったのになぁ…
ダメダメ!
今日は、お兄さんの入賞祝いなんだから。
違うことは考えない!!

