「あぁ?間違ってねーよ。お嬢ちゃん まー、あんたが借りた金ではないけどな」 「は?…私ではない。じゃ、ダレ?」 「お嬢ちゃんの両親」 「………えっーわーわー、ちょっと待って」 慌てて親に電話をかけてみる。 (おかけになった電話は――) 「うっうそだぁーーーー」 「嘘じゃねー、ほれ見ろ。借用書そこにお嬢ちゃんの名前あんだろ」 紺野かえで 本当に私の名前が書かれてある。 私には、見に覚えがない。