「やれないならいいけど。やれないなら!まぁ、いろいろと大変だしねぇ。

俺のこと知りたいんでしょうけど。残念だなぁ。」




いかにも挑発的な態度をとられる。
そんなこと、言われたら…




「わたしにできなくもないけど?」



負けず嫌いなわたしが乗らないわけないじゃないの。




「言ったな?じゃあ、今日からよろしく。」



「えっ。ちょ…。」



満面の笑みで、「じゃあ。」と一言残し、わたしの目の前を去ってゆく…




最悪だぁ…。



1人残された男子の部室に、わたしはただただ佇んでいた。