ストロベリーキャンドル






「ありがとう」




わたしは久住くんに抱きしめられた




耳元から声が聞こえる




「叩いちゃってごめん、白木さんが心配で…」




わたしはされるがままでいる




「怖がらせてほんと、ごめんね」




久住くんは体を離し




「…好きだよ?」




そういって顔が近づいてきた




わたしは拒否することもできず




久住くんとキスをした




唇が離れ、久住くんはいつもの笑顔に戻っていた