ストロベリーキャンドル






わたし達は屋上の落下防止のフェンスの近くに座った




昼休みがもうすぐ終わるからかわたし達以外には誰もいなかった




「ほら〜見てみて!!」




と袋の中を見せてくる




その中にはサンドイッチやおにぎりなどの食べ物とお茶のペットボトルが2本入っていた




「食べたなったら食べていいからね〜」




そういって久住くんがばくばくと食べていく




さすが部活生、いっぱいあった食べ物が次々になくなっていく




久住くんは食べながらいろんな話をしていた




昨日の部活での話とか、今日の午前中の授業の話とか




わたしはほとんど聞いてるだけだったけど




少しずつ気分が良くなっていっていた