ストロベリーキャンドル






保健室に着くまでお互い一言も話さなかった




ーガラ。




「失礼します、先生ー」




保健室には誰もいなかった




「いないのかー。勝手にやっていいかなー。」




先生は周りを見渡していった




「とにかく、傷口洗っちゃお
中に入ってたのお酢だから大丈夫だと思うけど一応
破片が入っちゃってるかもだからね」




そういって手荒い場までいって水を流し始めた




「しばらくそのままで」




わたしの指を触ってる先生の手が熱い…




距離も近くて先生の香水か何かの匂いもわかる